英語の発音のクセ
英語の発音の仕方って、母語に影響を受けることがよくあります。ま、母語の発音のクセが出るんですね。
インド人なら、rを「ル」とはっきり発音するのでbirthdayが「バルスディ」になったり、韓国人なら、fの発音が難しいのでofficeを「オピス」と言ったり。
日本人も同じです。sitを「シット」と発音する人、結構います。そして厄介なのは、本人たちが全然これに気づいてないってこと。違っていることを認識できないと、直せませんからね。
文脈から推測できるときはいいんですが、そうじゃないとさっぱり意味が分からん~。ホント困る。(>_<) 母語の発音が似ている人同士だったら、母語のクセが出ても理解はできるんですけどね。

私、留学していたときホームステイをしていたんですが、ホストファミリーがアフリカの某国出身だったんですよ。もちろん日本語とはまったく違う母語を話すんですが、1音節ずつハッキリ発音するところが日本語と似ていました。なんて言うかこう、平たい発音とでも言いますか。なので、ホストマザー&ファザーが話す英語ってすごく分かりやすいなーと思っていたんですよね。
でも、ある日、ホームステイのコーディネーターに「ホストファミリーの英語は理解できる?発音がちょっと分かりにくいから・・・」と言われて、驚愕しましたよ。英語が母語の人にはあの発音は分かりにくいんだ!って。
「発音はよくなくても、通じればいいんだよ!」と言う人がいるんですが、やっぱり発音はいいに越したことはないですね。自分が気づいていなくても、細かいところで母語のクセが出てしまう。そういうことがないように、細かいところもめんどくさがらずに意識したいですね。
過去形の発音3パターン
これも英語の細かいところのひとつ。”ed”の発音の仕方です。動詞を過去形にするときこの“ed”を動詞の原形に付けますが、この”ed”には発音が3パターンあるんです。
たかが”ed”の発音、なーんて思ってはいけません。私は留学中に、みっちりこの3パターンの発音の仕方を授業で習いました。つまり、そのくらい重要ってことなんですよ。
発音の仕方は、”ed”がどの単語に付くかによって異なるのですが、ぜひ頭に入れておいてください!
1./t/と発音する 「~トゥ」
単語の語尾が、/f, k, sh, ch, s, x, p/ の音のとき。
たとえば・・・
- laugh (f) – laughed (t) ラフトゥ
- watch (ch) – watched (t) ウォッチトゥ
- fix (x) – fixed (t) フィクストゥ
- walk (k) – walked (t) ウォークトゥ
- stop (p) – stopped (t) ストップトゥ
- cash (sh) – cashed (t) キャッシュトゥ
- dance (s) – danced (t) ダンストゥ
*注意:danceは、”-ce”で終わっていますが、発音が s なのでこのグループ。
語尾が「トゥ」という音になっていますね。注意しなければいけないのは、つづりが /f, k, sh, ch, s, x, p/ で終わる単語ではなくて、発音が/f, k, sh, ch, s, x, p/で終わる単語です。発音ですよ~!
たぶん、この1番のグループが、もっとも他のグループと混乱してしまいがち。ここのグループの単語は、末尾を濁らせてはいけません。
2./id/と発音する 「~ィドゥ」
単語の語尾が、/t, d/ の音のとき。
たとえば・・・
- decide (d) – decided (id) ディサイディドゥ
- dust (t) – dusted (id) ダスティドゥ
これは、「~ィドゥ」と発音する以外ないというか、「~ィドゥ」と発音するのが自然ですよね。
3./d/と発音する 「~ドゥ」
単語の語尾が、上記1、2の音以外のとき。
たとえば・・・
- rob (b) – robbed (d) ラブドゥ
- plan (n) – planned (d) プランドゥ
- fill (l) – filled (d) フィルドゥ
- follow (u) – followed (d) ファロウドゥ
語尾が「ドゥ」という音になっていますね。
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たぶん、日本の学校の授業でも扱うと思うのですが、そこまで時間を割いてやることがないので、覚えていない人の方が多いのではないでしょうか。でも、大切なことなので、ちゃんと覚えておいた方がいいですよ!
音読やシャドーイングをやるときに、この”ed”を意識しながらやると体で覚えられますね。(*^^)v
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