リスニングがよくできる人ってどんな人?
話している内容を聞き取る仕組み
英語がちゃんと聞き取れるようになりたい~!と思う人は多いですよね。でも、リスニングがよくできる人ってどんな人?英語を一字一句聞き逃さず完璧に聞き取れる人なんでしょうか?
答えはNO。実は誰でも、多かれ少なかれ聞いている(聞こえている)ことばに自分の知識を補いながら話の内容を理解しているものなんです。自分の日本語に置き換えて考えてみてもそうじゃありませんか?友だち同士で何か話していても、全部きっちり聞いていることってあまりありませんよね?もともと滑舌の良くない人もいますし、完全に聞き取るのは不可能に等しいと思います。
たとえば、次のように人が話したとします。
「きょ〇は あさから〇んきがよかったか〇 せんたくを〇たんだけど でかけ〇いるあいだに あめがふっ〇 ぜんぶびしょ〇しょ〇ぬれちゃったの」
〇の部分はよく聞こえなかったところだとして、〇の部分がなくてもちゃんと意味は伝わりますよね?それは、頭の中でことばを補って理解しているからなんですよ。でも、これができるのは、もともとの単語や文法を知っているから。知っているから補えるんです。
これは英語も同じこと。単語や文法をちゃんと知っているから、頭の中で補いつつ意味が理解できる。だから、リスニングがよくできる人とは、語彙力や文法力のある人だと言えます。
リスニング力を向上させるために必要なこと

リスニングの力をつけたければ、英語を聞く時間が絶対的に必要だというのは誰もが知っていることです。でも、それだけではダメなんですよ。ヒアリングマラソンのテキストにも次のようなことが書いてありました。
「リスニング」というスキルは独立して存在するわけではありません。動詞と共に使われる前置詞も把握しておく必要がありますし、英語の構文、つまり文法を押さえる力も要求されます。
そうそう!これなんです。リスニングの力だけを伸ばそうとすることは意味がないんです。たとえば、助動詞とか前置詞って、速く弱く発音されることが多いので本当に聞き取りにくい。また、単語と単語が結びついて発音が変わったりすることもありますよね。
だから、文脈から推測して意味を考えるしかないんですよ。そのときに必要になるのが文法や語彙の知識なんですが、知らなければ推測しようがない。
逆のパターンもあります。ちゃんと聞こえたんだけど意味が分からないっていう、ね。せっかくクリアに聞こえてるのに、その語(句)自体を知らなければ、聞こえなかったも同然です。もったいない!
結局やらねければいけないこととは・・・
リスニングができるようになりたければ、英語をたくさん聞く時間を作ると同時に、語彙力と文法力を付けることをしないといけないわけです。
バランスよく勉強していく方法を確立している人は、遅かれ早かれできるようになっていきますが、そうでない人は、勉強の仕方を変えない限りリスニングの上達は見込めません。語彙力と文法力を付けつつ、英語をたくさん聞く方法を自分なりに見つけてください。
でも、どうしてもいい方法が見つからないとか、忙しくてあまり時間がとれないというような人は、ヒアリングマラソンをお試しでやってみてもいいかもしれません。リスニングスキル向上のためのいろんなノウハウが詰まっているので、とても参考になります。
ヒアリングマラソンは、基本的には1年間なんですが、半分の期間でお試しができるコースです。
通常のヒアリングマラソンが難しい人には、こちらの中級コースがおすすめです。私は、こちらはスピーキングの力を付けるために利用しています。
「ヒアリングマラソン中級コース」ってどんな講座?~私の目的と感想~
どちらにしても、ヒアリングマラソンのテキストは、取り組み方の説明が丁寧に書いてあるので、やり方がよくわからない人にとってはすごく親切。テキストの指示通りにタスクをこなしていくだけでいいので楽なんです。知っている語彙や構文の数も知らないうちに増えていきますよ。(*‘∀‘)
コメントを残す